先輩看護師とのコミュニケーションに必要な「魔法の言葉」

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更新日:2020年12月7日

先輩看護師に報告しようとすると緊張してうまくコミュニケーションがとれなくなる。
怖い苦手な先輩だと余計話せない…。
先輩たちっていつも忙しそうだし、報告するタイミングもつかめない。


今日はこんなお悩みを解決していきます。

この記事を読むとわかること
・先輩看護師とのコミュニケーションがうまくなる魔法の言葉
・落ち着いて伝えられる、上手な報告の仕方
・苦手な先輩看護師とのコミュニケーション術



5年半看護師をやって、新人時代も中堅時代も経験してきました。
新人看護師時代の「うまく報告できない…」と、中堅時代の忙しさも両方わかります。

この記事で先輩看護師との上手なコミュニケーションを学んで、仕事できる!と言われる看護師になりましょう。

先輩看護師と上手なコミュニケーションができる「魔法の言葉」


いっつも先輩は忙しそうで、話しかけるタイミングすら難しい…。

だけど報告しなきゃ怒られる…


そんな時はまず「今お時間いいですか?」と声をかけてみましょう。
急ぎだと思う時は「急ぎで報告したいことがあるんですがいいですか?」と言ってみましょう。


「そんなのいつもやってるよ!」と思う方もいるかもしれませんが、焦って報告するときほど出来ていない人が多いです。

先輩看護師と仲良くなれる方法はある?



仕事ができる新人看護師が先輩から愛されるかもしれませんが、そんなスーパー新人看護師を目指さなくても声かけだけで先輩看護師からの印象はよくなります。

冒頭の言葉「今お時間いいですか」を使うと、忙しい先輩側にも話を聞く余裕を作れます。

自分「今お時間いいですか?」

~忙しい先輩の脳内~
・今は時間大丈夫だから聞ける
・今は忙しいから後で聞こう



まずはこのような声かけで気を使えることを少しアピールしてみましょう。


嫌い・苦手な先輩看護師とは無理して仲良くしなくて大丈夫です。
自分が尊敬できる先輩と仲良くなって自信の成長につなげられるようにしましょう。

先輩看護師との上手なコミュニケーションができる魔法の言葉は

  • 「今お時間いいですか?」
  • 「急ぎで報告したいことがあるんですがいいですか?」

これらを使って気が使える看護師になりましょう。

忙しそうな先輩との上手なコミュニケーションの方法

緊張しないために、報告の型を作る


忙しそうな先輩にばしっと報告できたらいいのですが、実際に報告しようとすると焦って自分が何を言いたかったのか、何を言っているのかわからなくなってしまう…。

そういう時は頭の中で

①何があったか
②どう判断したか
③先輩に何をしてほしいか

この型にあてはめて考えてから報告するようにしましょう。



新人の時は「なんかやばい・・?」と思ったまま勢いで先輩に報告してしまいがちなので先輩看護師も「で?」となってしまいます。


勢いで報告しないためには枠組みに当てはめて考えてみましょう。
どう判断したかは新人のうちは「わからなかった」でもいいんです。

具体的な上手な報告の仕方

具体的な手順としては「今いいですか?」と声をかけて、
そのあと何があったか・どう判断したか・先輩に何をしてほしいかを伝えましょう。

例えば、

患者さんが腰が痛い、ヒリヒリするといっている。腰をみてみたら、おしりの上の骨がでている部分が赤くなっていた。なんで赤くなっているんだろう?すれてしまったのかな?こういう時はどうしたらいいんだろう?

上手な報告の仕方
(何があったか)
Aさんが腰が痛いといっていて見てみたら、骨が出ている部分が赤くなっていました。

(どう判断したか)
骨がでている部分だけどなんで赤くなっているのか、痛いといっているけど先生に連絡したらいいのか、何を使ったらいいのかわかりません。

(先輩に何をしてほしいか)
皮膚のところを見に行って一緒に観察してほしいです。


新人のうちは「どう判断したか」の判断材料が、これから勉強していくのでまだ足りていません。
「わからない…」と1人で抱え込んでしまうと患者さんんはどんどん悪くなる一方です。


わからないから判断できなかった、と報告してもいいんです。むしろそんな報告の仕方ができるのは新人のうちだけなので、どんどん先輩の判断の仕方を真似していきましょう。

先輩看護師が忙しそうで、話しかけるタイミングを逃してしまう


「報告するタイミングを逃してしまう…。」
先輩が忙しそうで声をかけられない…新人看護師あるあるです。ですが、伝えないと先輩も報告があることすらわかりません。

忙しそうな場合は
「後で報告したいのでお時間良いときにお願いします」と、
声をかけておきましょう。とにかく、先輩に声をかけることが大事です。


いざ、先輩に報告しようとすると緊張してしまうのはわかります。そんな時こそ、報告の型を作ってそれに当てはめて伝えてみましょう。

苦手な先輩との上手なコミュニケーションの方法

考え方を攻略しよう


ゲームと一緒で徐々に攻略方を理解していきましょう。

苦手な先輩に関わらず、看護師ってルールの中で動きつつも
どうしてそうしなくちゃいけないっていう根拠や価値観があって動いています。

苦手な怖い先輩はその「どうしてそうしなくちゃいけない」っていう自分の価値観に反するとかなり怒ってくる場合が多いです。頭が柔軟じゃないんですね。

怒るポイントをおさえつつ、攻略する。



なので、例えば「この時間には何をしなくちゃいけない」だとか、「どういうポイントで怒ってくる」かとか、接していくうちにだんだんわかってくると思います。そういうポイントを押さえつつ、苦手な先輩とのコミュニケーションをとっていきましょう。




理不尽な先輩看護師への心の整理の仕方でも書いていますが、嫌な気持ちになったり、むかついたりしますがぐっとこらえて自分のためです。




苦手だな怖いな…と感じるかもしれませんが、仕事上どうしてもコミュニケーションが必要です。深く考えすぎず、ゲームを攻略するぐらいの気持ちで、苦手な先輩とコミュニケーションをとっていきましょう。