理不尽な先輩看護師への心の整理の仕方

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更新日:2020年12月3日

先輩に注意されたときどこか理不尽に感じてもやもやする。新人だし、何も言えないし、この気持ちどうしたらいいの…。怒られてばかりの毎日をどうにかしたい。



こんな時は同期と飲んで発散!でもいいですが、まずモヤモヤする気持ちの対処方法を身につけましょう。

社会にでると理不尽なことばかり…に感じますが、心の対処法がわかると気持ちが楽になりますよ。

この記事を読むとわかること
・理不尽な注意に対する心の整理の仕方
・存在自体が理不尽な先輩看護師への対処方法
・怒られてばかり…な毎日を変える方法

理不尽な先輩看護師から注意を受けたときの心の整理の仕方

(うざいけど)まずは振り返ってみる



理不尽に注意してくる先輩看護師は本当にうざいですが、まずは頭の中で分析してみましょう。


注意されてモヤモヤする→むかつくの思考で終わってしまうと、もったいない!せっかくなら注意されたことを生かしてやりましょう。

闇雲に怒ってきたりそれプライベートでなんかあって当たってるでしょ!!という先輩もいるかもしれませんんが、注意されるのには何か理由があるはず。

理不尽な注意の分析方法


これらの順番で理不尽な注意を分析していきます。

理不尽な注意の分析方法

1、何をして注意されたのか
2、自分がモヤモヤしたポイント
3、改善できそうなこと
4、注意・もやもやポイント・改善をまとめた分析結果

先輩看護師からされた理不尽な注意の例


次は具体的な例を出してやってみます。

例:下膳と朝食後の配薬に時間がかかって、10時のミーティングに間に合わなかった。


先輩「今は何する時間?なんでそんなに朝やることに時間がかかっているの?10時にミーティングってわかってるんだったら、それまでに調整できたよね?
こっちだって時間で動いてるから言った時間は守ってくれないと!!」

((でも誰も下膳もやらないし、先輩だってナースステーションにいるだけで手伝ってくれなかったじゃないか…。10時にミーティングだっていうのは私だってわかってたけど、それでも間に合わなかったんだよ…。
しかも一方的にそんな言い方されても‥むかつく…。))

「はい…。すいません…。」


先輩の理不尽な注意を分析してみよう


ちょっと、文字が多くて読みづらくなってしまいますがこんな考え方だよという例なので読んでみてください。

おわびにパリで出会ったキレイな猫の写真を置いておきます。

①なんで先輩は注意してきたのか
→10時のミーティングに間に合うように仕事ができなかったから。

②なんでモヤモヤしたのか
→10時に間に合わせなくちゃいけないのはわかっていた。だけどわかっていないかのように怒られた。
こっちだって配薬と、下膳に時間がかかったから間に合わなかったのに。一方的に言われてむかついたけど、何も言えなかった。

③何が改善できるか
→10時からミーティングなのはわかっていた。でも下膳と配薬に時間がかかってしまった。いつのまにか10時を過ぎていた。
なんでこんなにあっという間に時間がたってしまうんだろう?

改善できるのは時間をもう少し意識してみることだな。
先輩が時間で動いているとかは知らんけど、そんな言うんだったら
間に合わない時は「10時に間に合わなさそうです」って言ってみようかな‥?

④分析の結果
一方的に言われてむかついたけど、確かに10時に間に合うように仕事はできなかった。
・時間を意識してみるために、時計を見えやすい位置に置いてみる。
・時間を意識して間に合わなさそうなときは先に間に合わないことを伝えてみる。


この4つのステップで理不尽な注意を振り返ってみると、自分がどういうところにむかついたのか気付けるようになります。また、次に同じようなことがあった時に、冷静に分析できるようになります。

理不尽なことしかしてこない先輩看護師への対処法


怒られるとか、注意されれるとかではなく、

「されること自体に理不尽なことが多い…。」私も経験があります。



例えば、勉強だからといってちょっと癖のある患者さんの受け持ちを多くつけられたり、勉強だからといって押し付けられる仕事量が多かったり…。でも先輩たちはあきらかに暇そうにしていて私だけ忙しい…。



強く言えたらいいけど、立場上言えません。

あまりにもあからさまな理不尽はパワハラです。
師長や上司に相談した方がいいと思います。
その人自体を自分が変えるのは難しいし、疲れてしまいます。

理不尽なことしかしてこない先輩看護師の対処方法は、「上にどうにかしてもらう」が一番手っ取り早いです。


また、今は辛いかもしれませんがそういう状況でもちゃんと患者さんと向き合ったり勉強する姿勢は必ず自分の経験になり、後から自分を助けてくれます。

まわりまわって、必ず自分の力になっている


私も手のかかる患者さんを連日受け持たされて後から別の先輩に
「そういえばお局にあの患者さんよくつけられていたよね」って言われて
「え、そうだったんだ!あれわざとだったんだ!」となったことがあります(鈍感)


何回も受け持つならその患者さんのことをよく知れるチャンスだし、他の患者さんにも経験したことが生きてきます。


【「向いてない」なんて看護師1年目で思わなくて大丈夫です。】でも書いていますが、看護師向いてない…なんて思わなくて大丈夫です。

理不尽に感じることも多いと思いますが、冷静に分析してみて自分の力になる経験に変えていきましょう。

怒られてばかり…な新人看護師時代を乗り切る方法

怒られてばかり…な毎日を変えていく方法



毎日毎日怒られてばかり…な新人看護師時代を乗り切るのに一番早い方法は、できる先輩をまねすることです。



自分で考えるよりできている人の手順を自分に身に着ける方が状況を早く解決できます。

1つずつ真似していくことで、できる先輩に近づいていっています。

できる先輩はどうやって動いている?


例えば、時間管理ができないのであれば、できる先輩が何時に何をしているか意識してみましょう。優先順位のつけ方も同じです。


新人のうちは直接聞いてみるのもいいと思います。新人看護師時代にしかできない特権です。

「先輩の時間管理の仕方が上手です。なんでそんなにいつも余裕があるんですか?私はこの時間に何々に追われてしまってできないんです。どうしたらいいですか?」

などと聞いてみましょう。
自分のことを認めてくれる人(褒めてくれる人)に対して嫌な気持ちはしません。



聞くの恥ずかしい…と思うかもしれませんが、聞けるのは新人のうちだけですよ。

毎日怒られてばかりな新人看護師時代は本当に辛いです。
できる先輩の仕事の仕方を真似することが、怒られてばかりな自分を変える近道です。

「先輩とのコミュニケーションがうまくいかない…。」「焦ってしまって上手に報告ができない…。」とういう方はこちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ

新人のうちの1年間は一番伸びる時期、できることが多くなる時期でもあります。

入社した時のことを思い出すと、あなたは気付いていないだけでものすごい量の仕事を覚えられるようになっています。辛かったけど、たくさんの経験の積み重ねの結果です。

無理せず適度に頑張っていきましょう。