看護師辞めたい!悩んだ時の退職転職のステップ

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最終更新日:2021年5月23日

もう疲れたし看護師辞めたい。今辞めていいのかな?中々決心つかないな…。


今日はこんなお悩みを解決していきます。


私も辞めたいのに中々勇気が出ないまま、残業が多い職場で疲弊しながら看護師を続けていました。

その後部署異動先を失敗し、看護師から離れ7ヶ月間のニート生活をしました。

今思えば「辞めたい」と思った時に、自信をもって辞めるべきだったなと思います。

この記事でわかること
  1. 今職場を変えるべきなのか、判断基準
  2. 辞めたいと思った時に知っておきたいこと
  3. 転職初心者の看護師転職のはじめかた


この記事を読むと、看護師を辞めたくなった時職場を変えるべきなのかどの状態で休むべきなのかわかります。


また、転職活動をするにも何からしていいのか不安が多いと思います。

自分の経験をふまえて、辞められなくて辛い看護師さんが一人でも減るように記事を書いていきます。

それでは始めましょう。

看護師辞めたい理由と辞められない理由

辞めたいけど、中々辞められない


看護師を辞めたくなる瞬間は多々ありますが、中々決断できないですよね。

看護師を辞めたくなる理由
  • 人間関係が悪い
  • 責任が重い・休みが少ない・残業が多い
  • ミスが怖い ・体が疲れる
  • 仕事が多いのに給料が見合わない
  • 夜勤があるので生活リズムが不規則
やめられない理由
  • 転職が大変そう
  • 辞めたいけど何からしたらいいのかわからない
  • 引き止めに合いそう
  • 職場を変えるのが大変
  • 看護師自体辞めたいけど仕事がなくなるのが不安
  • 続けないことでキャリアに響くのか不安
  • 新人だから他のところでやっていけるか心配


ただでさえ看護師は人手不足なので、辞める時の上司からの引き止めもかなりネックです。

看護師の退職理由第1位は?


看護師の退職理由として多いのはこの順番となっています。

看護職員として退職経験のある者の退職理由

1位  出産育児
2位  結婚
3位  他施設への興味
4位  人間関係がよくない
5位  超過勤務が多い

引用:厚生労働省H26年 看護職員の現状と推移



逆に続けている理由としては、「勤務形態がいい」「家が近い」などが上位です。

現在就業していない看護師が直近の就業先を離職した理由

1位 勤務形態が希望通り
2位 通勤の利便性が高い
3位 雇用形態が希望通り
4位 同僚との関係がいい
5位 時間外労働が少ない
6位 夜勤対応がない
7位 上司との関係性がいい
8位 他に適当な勤務先がない

引用:厚生労働省H26年 看護職員の現状と推移



退職理由をランキング形式で紹介しましたが、辞めたい理由は人それぞれです。


辞めたくなった時の「今あるいは近いうちに辞めるべきなの?」について、判断基準を書いていきます。


今、看護師辞めていいの?

辞めたい時の後悔しない見極め方


看護師をやっていると「辞めたいけど辞められない」のループから中々抜け出せない人も多いと思います。



看護師を辞めるべきなのか考える時の指標はこちらです。

 


今すぐ職場を変えた方がいい場合

職場を変えない方がいい場合
  • 自分ではどうしようもできないことが原因で悩んでいる
  • 体に3大SOSが続いている
  • ミスしたことに対して辞めたくなっている
  • 責任が重いことに対して辞めたくなっている



自分ではどうしようもないことは、「パワハラ・いじめ・改善しない人間関係・残業代未払い・残業が多い」などが挙げられます。

これらは自分ではどうしようもできないことなので、変わることは難しいです。

ましてや残業代が出ない・サービス残業が多いなどは、個人がどうにかできる問題ではありません。会社に問題があります。

自分にはどうしようもできない問題で消耗するのは疲れるだけなので、今よりいい環境で働くことをすすめます。



インシデントを起こした時など看護師自体辞めたくなるのはわかります。人の命に直接関わる仕事なので責任が重く、度々辞めたくなりますよね。


まずは、ミスをした原因や繰り返さないことを考えましょう。


少し厳しいことを言うようですが、国から知識や能力があることを認められている資格なので、やはり責任は伴う仕事です。

しかし、ミスしやすい環境ではミスも起こりやすくなるので注意が必要です。人手不足で多重業務が多い職場ではミスは起きやすくなります。




自分の代わりはいない、体の3大SOSについて



どんな理由であっても体に3大SOSが出ている場合は、職場を変えたり休むことを考えましょう。

1万人超を救ったメンタル産業医の 職場の「しんどい」がスーッと消え去る大全 (大和出版) で紹介されている、体のSOSについて紹介します。


体の3大SOSとは、疲れ・痛み・炎症のことです。

  1. なんとなく体の不調が続いている(疲れ・痛み))
  2. 元気がないときが続く(疲れ)
  3. ずっとイライラしてる(炎症・微熱)


本の中でこのSOSは「精神的な負荷がかかりすぎた時に体に現れる3大SOS」だとしています。


メンタルの不調の早期発見・早期治療はできていない人が多く、頑張り過ぎてしまう人が多い結果重症化してから受診する人が多いそうです。


看護師の代わりはいくらでもいますが自分の代わりはいません。消耗し続ける環境で働くのは今すぐ辞めましょう。

もう少し頑張りたい時のヒント



勉強しなくちゃいけないこと、経験することもたくさんあるけど辞めたいときだってありますよね。続けることの方が大変です。


解決方法としては辛いことに対して、自分の心の守り方を正しく知る方法が最適です。


3大SOSの時に紹介した本をもう少し詳しく紹介します。


職場のしんどいがスーッと消える大全

産業医・精神科医の医師が、「自分を守るためのコツ」を教えてくれる1冊です


先程紹介した、3大SOSに気づけることも自分を守るコツの1つです。


具体的な方法を書くと本の内容をすべて書くことになるので書きませんが、「人間関係が辛いとき」「もう頑張れない時」「仕事が終わらない時」など、医学的な根拠を踏まえて「しんどいがスーッと消える」方法を教えてくれます。


辛い事が多い看護師の仕事だからこそ、読んでおきたい1冊です。


看護師を辞めたいと思った時に始めること


では次に看護師辞めたいと思った時に何をすればいいのか、書いていきます。

看護師を辞めたい気持ちが、7割程度固まってきた人は読み進めましょう。

辞めたいと思ったときに始めること




まず自分が看護師を辞めて、何をしたいか考えましょう。

看護師辞めてからやりたいことの例
  • ゆっくり休みたい
  • 他の仕事がしたい
  • 今よりゆっくりしたところで働きたい


転職しようと思っても、色々不安もあり中々動き出せないと思います。

ただ、動かないと今よりいい環境にはいけません。

人生に失敗なんて存在しないので、自分がこれがいいなと思ったことを選んでいきましょう。



転職か無職を選ぶ




看護師を辞めたら、無職か働くかの2択です。
(少しの間休んで働くという選択肢については、後々書いています。)



①転職初心者の看護師の転職の始め方


まず転職サイトは使っておきましょう。


自分で仕事探しをすると時間も手間もすべて自分ですることになります。

転職サイトは無料で使えますし、利用できるものは使った方が自分のためです。

看護師の転職サイトの選び方


看護師の転職サイトは2種類あります。もちろんどちらも無料で利用できます。

人材紹介型…担当エージェントがついて、自分にあった転職先を探してくれたり転職のレポートをしてくれる

求人広告型…エージェントはつかない。登録のみで自分で求人が探せる


転職は仕事探し以外でも、誰かに相談したい!と思うことが多々あります。(面接や履歴書の書き方など)


「転職が初めて」という方は人材紹介型をおすすめします。

人材紹介型




求人広告型は、登録のみで仕事の情報が見れます。担当エージェントはつきませんが「自分のペースで仕事探しがしたい」「仕事の情報を集めたい」人にかなり便利です。

求人広告型



バイト選びと同じ感覚で複数登録して使ってみるのもありです。転職サイトごとに、扱っている仕事の数も違ってきます。

 

求人数やサポート内容を、比較してから転職サイトを決めたい方は▷【転職初心者向け】看護師のおすすめの転職サイトを参考にしてみてください。

 

 

 

②無職の始め方(看護師辞めて働かない方法)


看護師を辞めて、しばらく働かないで休む方法もあります。

実際私も看護師から離れて7ヶ月間ニート生活をしていました。

仕事をしないデメリット

・安定した収入はなくなる
・社会的地位がないので、なんとなく心配になる
・役所系手続きがある

仕事をしないメリット

・時間が無制限に自由に使える
・規則にしばられず、好きなことができる(ネイル・髪の毛染める)
・いくらでも友達と予定が合う
・人間関係のストレスがない
・仕事の責任もない
・心がゆるまる


メリット・デメリットそれぞれありますが、私は1度休んでみて疲れた心をリセットすることができました。


実際に、仕事をしてなかった期間のことはこちらでまとめています。


関連記事:
看護師からニートになった【0か月目レポート】
看護師からニートになった【1-2か月目レポート】


少し休んでから仕事をしたい場合は



休めるならずっと仕事したくですよね。

しかし生活していくにもお金がかかるので、何かしら収入は必要です。


この場合は、

①転職エージェントに「1か月ぐらい休みたい」ことを条件を伝えて転職先を探す
②単発や派遣の仕事で必要なお金を稼ぎつつ、休んでから仕事を探す


この2つの方法があります。

1つ目の方法で3月末退職→1か月間休み→5月から働く、このような看護師さんも周りにいました。

 

2つ目の方法は、家族の扶養に入りつつ稼げる範囲でバイトをする方法です。ゆっくり稼ぎつつ、次の就職先を見つけられます。

扶養に入ったら年収でひっかからないの?

年間のバイトの総額は年間130万円以内(月108333円)におさめなくちゃいけないなど聞いたことありませんか?

年度内で退職、その時の収入の総額が130万円以内でも扶養に入れます。
ただし、退職した次の月に108333円以上の収入を得てはいけません。


決まった仕事がない状態ですが、扶養内で最低限のお金を稼ぎながら過ごす感じです。



看護師は時給がいいので、この過ごし方でも働くと休むことを両立できます。


看護師バイトをやりつつ、副業(自分のスキル)に挑戦することも可能です。


看護師バイトや派遣に興味がある方はこちらを登録して、どんな仕事があるのか知っておきましょう。

看護師バイトや派遣に興味がある方、看護師派遣の大手看護のお仕事派遣に登録してどんな仕事があるのか知っておきましょう。

 

看護師の経験を活かしながら在宅で仕事をする方法として、ライターやブログがあります。

興味がある方はこちらの記事もどうぞ。

病棟看護師から看護師ライターへ転職する方法

 

いい職場は出会っていないだけ


ここまで読んでいただきありがとうございました。


今の職場を辞めるのも働き続けるのも自分次第です。


看護師から離れてもどうにかなりますし、働きやすい職場に出会っていないだけかもしれません。

少し勇気を出して、働きやすい職場をみつけましょう。