
今の職場辞めたい。
退職って何ヶ月前に伝えて、どんな感じで退職するんだろう?
こんなお悩みを解決していきます。
記事の内容はこちらです。
- 看護師が退職を伝える時期
- 看護師が退職するまでの流れ
- 看護師が退職を伝える時に準備しておきたいこと3つ
今すぐ退職したい看護師さんにも、今すぐ職場を辞める方法を紹介しています。
この記事を書いている私は、5年半勤めた職場を退職し7ヶ月間ニートをした後、転職活動をした経験がある看護師です。
このブログでは自分の経験を元に看護師の転職・退職方法を発信しています。
先日Twitterでこんなつぶやきをしましたが、看護師って退職する方が大変ですよね。
辞めたい理由はたくさんあると思いますが、今より働きやすい職場は必ずあります。
自分の行動次第で職場は選べるので、まずは退職までの流れを知っていきましょう。
それでは始めます。
看護師の退職は何ヶ月前に言うのが正解?

退職を伝える正確な時期とは
一般的に退職は2−3ヶ月前に伝えた方がいいと言われています。
正確に何ヶ月前か知りたい場合は病院の就業規則を確認しましょう。
就業規則をみておいた方がいい理由は、就業規則が雇う側と働く人の間のルールブックだからです。
「就業規則に従って3ヶ月前に退職を伝えたのに、退職させてくれない!」なんてことにならないためにも、退職を伝える時期は就業規則を確認しておきましょう。
また、看護師はなるべく早く退職理由を伝えることをおすすめします。
「伝えた後に職場に居づらくなりそう…」と気になるところですが、退職は早く伝えた方がスムーズに退職しやすくなります。
看護師の退職は早めに行動がおすすめ
退職を早めに伝えると、このようなメリットがあります。
- 後から退職者が続出した時に、辞めづらくなる状況を回避できる
- 余裕をもって転職活動ができる
- 転職サイトでいい担当者に出会える可能性が高まる
- 引き継ぎで焦らなくてすむ
例えば、転職サイトのいい担当者は看護師同士の口コミ経由で担当が埋まってしまうことがあります。
実際に、看護師の先輩たちの間で転職サイトの対応がいい担当者を紹介していたのをみたことがあります。
その後もすぐに、その担当者は仕事が埋まってしまい新しい看護師を担当することはできなくなっていました。
転職サイトを早めに選んでおきたい方はこちらの記事をどうぞ。
転職に関することだけではなく、後出しで退職を伝えると退職者が多い場合は退職しづらくなります。
退職は早めに余裕をもって上司に伝えましょう。
看護師が今すぐ辞める方法
とはいえ「退職まで働ける気がしない…。今すぐにでも辞めたい場合は? 」と考える看護師さんもいるのではないでしょうか。
私も今すぐ辞めたくて仕方ない看護師でした。
最短でやめたい場合は、2週間前までにいえば退職は可能です。
法律上の働く人の権利が、2週間前に退職を伝えれば退職できることになっているからです。
働く人の退職に関する法律
働く人の法律上の退職の権利は以下の通りです。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者はいつでも解約の申し入れをすることができる。
この場合において、雇用は、解約の申し入れ日から2週間を経過することによって終了する。
簡単に言うと「働く期間が定められていない人は、2週間前に退職を言えば退職できる」ということです。
法律と就業規則をどちらが優先になるかと言えば、法律が優先されます。
従って退職する場合は法律上2週間前に言えば退職できます。
しかし「2週間後に辞めます!」と伝えたら、師長ともめることが予想がつきますよね。

もめたくないけど、今すぐ辞めたい…
そんな時に使えるのが、退職代行です。
費用はかかりますが、自分の代わりに退職を完了させてくれます。
辞めさせてくれない時に使える方法
退職代行とは、自分の代わりに退職を会社に伝えて退職を完了させてくれるサービスのことです。
もともと弁護士の仕事の一貫としてあった事業ですが、最近では認知度もあがり利用者も増えています。平均費用は3万円です。
- 自分の代わりに退職を伝えて代行してくれる
- 有給消化の交渉
- 自分や親に職場から連絡がいかないようにできる
- 即日退職可能
- 追加料金一切なし(費用27,000円)
- 全額返金保証あり
看護師が使える退職代行の費用の比較をしたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
法律上、2週間前に退職を伝えればすぐに辞めることは可能ですが、なかなか退職が言い出せない方は退職代行の利用も考えてみてください。
看護師が職場を辞めるまでの流れ

退職を伝える時期を確認する正しい方法は、就業規則を確認するということを紹介しました。
次は、退職を伝えた後の流れを紹介します。
ここではざっくりしか紹介しないので、詳細を知りたい方は>>看護師の辞め方を1から解説【まとめ】という記事も参考にしてみてください。
退職を伝えた後の流れ
看護師の退職の流れはこちらです。

「これだけ?」という気もしますが、これだけです。辞める勇気さえあれば、案外あっさり辞められます。
1番勇気がいるのは退職を伝える時なので、退職を伝える前に準備しておいたほうがいいことを紹介していきます。
退職を伝える時に準備しておくべきこと【3つ】
退職を上司に伝える前に準備しておいたほうがいいことは、こちらの3つです。
- 辞めやすい退職理由
- 絶対退職するというブレない意思
- (退職願い)
これらを準備する必要があるのは、引き止め対策につながるからです。
看護師が退職する時は必ずといっていいほど引き止めにあいます。今働いているスタッフをそう簡単には離しません。
なるべく辞めやすいコツをおさえて退職を伝えましょう。
①辞めやすい退職理由
1つ目の辞めやすい退職理由とは、上司が納得しやすい退職理由のことです。
退職理由には辞めやすい退職理由と、引き止められやすい退職理由があります。
- 他のところでやりたいこと・勉強したいことがある
- 結婚・妊娠するので職場を変えたい
- 物理的に続けられない(引っ越し・留学・実家に戻るなど)
- 人間関係が悪い
- 仕事が忙しい
- 看護師という仕事が疲れた、辞めたい
- 働き方に不満がある
「忙しい、しんどい、人間関係が悪い。」という理由では、上司は悩みを解決しようと働きかけてきます。
「どこの職場も忙しくて、人間関係はどこも同じ。もう少し頑張りなさい」などと言われて、退職を受理してくれなかったり異動という形をとられる可能性があります。
辞めやすい退職理由の作り方については、【上司も納得 】看護師の上手な退職理由の伝え方で紹介しているので、退職理由を作る時の参考にどうぞ。
退職理由を伝える目的は、悩みの改善ではなく退職することです。
辞めやすい退職理由を伝えて、退職を受理してもらいましょう。
②絶対退職するブレない意思
こちらもかなり重要な引き止め対策です。
退職することを決めた時は、不安がないわけではありません。むしろ結構不安ですよね。

退職したいけど、次の職場どこにしようかな・・?次の職場でうまくやっていけるかな…?
退職に対して不安を抱えたまま引き止めにあったり、退職理由に改善を提案されると「もう少しここで続けようかな」と考えてしまいます。
しかし、仕事の忙しさや人間関係の悪さは簡単には解決しません。(超重要です)
自分が退職を決めたことに自信を持って、退職を伝えましょう。
③文章で退職の意志を示すなら、退職願を準備する
退職願いとは、退職を上司に申し出る時に使うものです。
退職願:退職を上司に申し入れるもの
提出先→退職を伝える上司
退職届:退職が正式に受理され、勤め先に退職を正式に届け出る書類
提出先→勤務している会社や病院
退職を伝える時に上司に渡すのは「退職願」なので、「退職届」と間違えないように気をつけてください。
また、退職願は絶対に出さなくていいものではありません。
「言った、言わない」というトラブルを避けるためや、「退職させてくれ!」という意思表示のためにあるものです。
退職する意思を文章で上司に受け取ってほしいことを重視したい看護師さんは用意しておきましょう。
看護師の退職に関して聞きたいこと・質問

退職に関する流れを解説してきました。
最後は退職に関連する悩みや質問を紹介していきます。
退職がなかなか言い出せない…
退職を伝えたら職場に居づらくなったり、そもそも退職自体不安になるとなかな言い出せないですよね。
退職が言い出せない時の対処方法は、退職を伝えたあとの自分を想像してみるほう方法をおすすめします。
- 思い切って転職活動ができる
- 退職の意向を伝えられたので、次へ進むことができる
- 退職後は今のしんどい職場から離れられる
- 今の職場から離れたらいい環境で働くことができる
目の前のことだけ見るとすごく言いづらい気持ちが強くなります。
しかし、頑張って退職を伝えて今よりいい職場で働けている自分は「あの時頑張って伝えてよかったな」と思えているはずです。
看護師の上手な退職の切り出し方は…?
退職を切り出すのには、勇気がいりますよね。
退職を切り出すタイミングとして、周りのスタッフや自分がやっていた方法はこちらです。
- 朝の申し送りの後に「仕事が終わった後少しお話があります」と上司と話せる時間をおさえておく
- 定期的な面談の時に伝える
- 自分が夜勤明けの時に上司とタイミングが合いそうなら話す
退職を伝えるのには勇気がいりますが、自分が伝えなければいつまでも退職できません。
退職を伝えた後の自分を想像しながら、退職を伝える勇気をもちましょう。
看護師の転職活動は何ヶ月前から始める?
看護師の転職活動を始める時期は「絶対にココで働きたい!」という転職先がない限り、正解はありません。
転職活動を始める時期は、退職を伝える少し前ぐらいから余裕をもって始めましょう。
転職活動を始める時期に正解がないのは、転職先が募集してほしい人によって応募をかける期間が違ってくるからです。
求人が出やすい時期もありますが、転職活動にベストな時期を考えすぎると転職活動自体始められなくなります。
あまりこの時期がベスト!と考えすぎずに、気軽に仕事探しを始めましょう。
看護師の求人が出やすい時期とは?
参考に看護師の転職サイト大手、マイナビ看護師によると求人が出やすい時期は以下の通りです。
- 求人が多い時期:1月、6−7月
理由:ボーナスを受け取って退職する看護師が多いから - 求人が少ない時期:4月、12月
理由:4月は新卒採用が多いから。12月は長期休暇に入るため人を採用しないことが多い
転職サイトに登録したところで、職場が決まるわけではありません。
退職を伝える前から転職活動は始めて大丈夫です。
さっそく仕事を探したい人向けの記事
✔転職サイトを早めに選んでおきたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
>>看護師のおすすめ転職サイトを紹介【平和な職場に転職できたナースが厳選】
✔エージェントがいない看護師の求人サイトで、まずは仕事をの情報を知りたい方はこちらからどうぞ。
関連記事:ジョブメドレー看護師を使ってみた【評判・中身を解説】
看護師の退職は早めに伝えて、次の職場を見つけよう
ここまで読んでいただきありがとうございました。
看護師の退職は早めに伝える方メリットがあります。正確な時期を知るには就業規則を確認しましょう。
次はどんなどころで働こうかなと考えている方に、関連記事をおいておきます。
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