
看護師疲れた。
辞め方を教えて下さいな。
看護師の辞め方を1から解説します。
- 看護師の具体的な職場の辞め方
- 看護師の職場をスムーズに辞めるコツ
- スムーズに辞められる人と辞められない人の特徴
これを書いている私は約5年間大きめな病院で働き、異動先の人間関係に嫌気がさし退職しました。
5年半の経験で引き止めにあいながら辞めた看護師やスムーズに辞められた看護師もみてきました。
自分自身も◯そみたいな引き止めにあいつつも、なんとか退職し、今は自分にあった働き方をしています。
「辞めたいけど辞められない」という無限ループに陥っている看護師さんは多いと思います。
この記事を読むと看護師の辞め方の手順以外にも、辞めたいのに辞められない無限ループを断ち切る方法がなんとなくわかります。
職場を辞めるの悪いことではないですし、自分が働きやすいところで働くために必要な勇気です。
辞め方を知っていきましょう。
看護師の具体的な辞め方を解説

看護師を辞めるまでの基本的な流れはこちらです。
- 上司に退職を伝える
- 退職届の作成
- 退職日や有給消化の相談
- 退職日まで過ごす
一番山場なのは、①の上司に退職を伝えることなのでそこをメインに職場の辞め方を解説していきます。
①上司に退職を伝える
上司に退職理由を伝える時のコツは、不満は伝えないことです。
不満を伝えないことが大事な理由は、できるだけスムーズに辞めるために必要だからです。
また退職理由で不満を伝えたところで、何も改善しません
退職理由を伝える目的は辞めることなので不満は伝えないようにしましょう。
他の看護師の退職理由のランキング
実際に他の看護師の退職理由のランキングはこちらです。
1位 出産育児のため22.1%
2位 その他19.7%
3位 結婚のため17.7%
4位 他施設への興味15.1%
職場への不満ではなく結婚や出産や育児などのライフプランが上位に上がっています。
結婚が辞める理由であっても、働きやすければ辞めていないですよね。
それくらい職場への不満などがあっても、本音を伝えて辞める人は少ないということです。
看護師はどこも人手不足なので働いている人を簡単には離しません。スムーズにやめるコツをおさえて退職理由をつたえましょう。
具体的な退職理由の伝え方を紹介していきます。
看護師の具体的な退職理由の伝え方
退職理由を伝える時に、不満は伝えず使える退職理由はこちらです。
- キャリアアップのため他施設へ行く
- 地元に戻る
- 引っ越す
- 結婚する
- 夫が転勤する
- 留学する
キャリアアップを理由に退職理由を伝えるのであれば、働いている時のエピソードをきっかけにするとより信憑性が増します。
例:働いている時に◯◯をもっと勉強してみたいと思ったので、他の施設で働いてみたい
キャリアアップを理由に退職理由を作る時は、【上司も納得】看護師の上手な退職理由の伝え方で退職理由の作り方を紹介しています。
「辞めたい理由が不満だらけで、上手く退職理由が言える気がしない…」と言う方は、そちらもの記事も参考にしてみてください。
看護師が言いにくい退職を伝える方法
とはいえ退職って伝えるのってすごく言いづらいですよね。
退職を伝えるのを考えただけで、退職をためらってしまうのもわかります。
言いにくい退職を言うには、今より楽に働いている自分を想像する方法がおすすめです

正確な残業代が貰えないけど残業している
休みの日も勉強会があり出勤している

のんびりしたところで仕事ができている
気持ち的に抱えるストレスが少なすぎる!
勇気を出して退職を伝えてよかった!!
体験談/看護師辞めたら幸せしかなかった
今より楽な職場で働くことが想像しづらい方は、自分の体験談ですがこちらの記事がおすすめです。
自分の体験ですが、5年半働いた職場を思い切って辞めて看護師という職業から離れた時の感想を書いています。
退職が言いにくくて勇気が出ない方は参考にしてみてください。
看護師から離れてみたら、どんな幸せを感じたのか実体験を書いています。
②退職届けの作成
退職届けは、退職を上司に伝えて了承されたあとに会社に正式に退職を伝えるための書類のことです 。
退職願いと退職届けは違うので、ごちゃごちゃにならないように知っておきましょう。
退職願:退職を伝える時に、上司に退職を申し出る時に渡すもの(なくてもOK)
退職届け:退職を伝えて上司に受理された後、職場(会社)に正式に退職を知らせるための書類
退職届を出すタイミングはだいたい退職する一ヶ月前ですが、タイミングは職場によって異なります。
就業規則や上司に確認しておきましょう。

私は上司にこれ書いてと言われて見本を見せられて書きました。
③退職日や有給消化の相談
有給消化とは、働く人が好きなタイミングでとれる給料が発生する休みの日のことです。
有給消化は2つの条件を満たしていれば誰でも取得することができます。
- 働いてから6ヶ月以上働き続けている
- 働いている期間の全部で8割以上出勤している
スタッフの人数が少ないとなかなか有給を消化して、退職しづらいですよね。
しかし有給は一定期間働いた人が貰える権利です。しっかり取得して退職日を迎えましょう。
ちなみに働いた年数ごとの有給の日数はこちらです。
継続 |
6ヶ月 | 1年 6ヶ月 |
2年 6ヶ月 |
3年 6ヶ月 |
4年 6ヶ月 |
5年 6ヶ月 |
6年 6ヶ月以上 |
付与 日数 |
10日 | 11日 | 12日 | 14日 | 16日 | 18日 | 20日 |
④退職日まで過ごす
有給消化もでき、退職日まで決まったらあとは退職日まで過ごすのみです。
プライマリー・係の引き継ぎ
制服・鍵の返却
退職金の振込日の確認
失業保険を受給する場合は書類の確認
ちなみに退職後は働かずにしばらく休む人向きに、手続き関係をまとめた記事はこちらです。
看護師のスムーズな辞め方のために知っておきたいこと

スムーズに辞められる看護師の特徴
できれば円満にスムーズにやめたいですが、看護師の職場でスムーズに辞めるのってなかなか難しそうですよね。
辞めにくい状況でもスムーズに辞められる看護師の特徴とは、今の職場を辞める決心がついている人です。
例えば引き止めにあっても決心ができている人は退職する意思がぶれません。
また、辞める決心がついている人は今の職場を退職する理由がしっかり伝えられることができます。
- 退職する決心ができている
- 退職する理由をしっかり伝えることができる
とはいえ「退職する決心ができている人」って抽象的ですよね。
具体的に解説していきます。
退職する決心がつかない人
例えば「辞めたいな」と思う時って看護師は頻繁にあると思います。しかしなかなか退職まで決意できません。
それは辞める方が自分にとって大変だからです。
辞めたいなと思う時は頭の中はこのようになっています。
本当にやめるべきなのかな?
辞めたあと上手くいくのか?
次の職場でやりたいこともないけど辞めていいのか?
退職を伝えたらどんな反応されるだろう?

そして考えた後にやっぱり辞める勇気がでないので辞められず、そのあと「でも辞めたい」と考え辞めたいの無限ループに陥ります。
退職する決心ができている人
一方退職する決心がついている人は、職場を変えることで悩みが解決できることがわかっています。
迷いが全くないわけではありませんが、職場を変えるデメリットよりメリットのほうが大きくなっています。
とはいえ、退職する決心がなかなかできなくて悩んでいる人も多いと思います。
辞めたいけど、環境が変わるのが心配
辞めたいけど、次の職場でやりたいことがない
辞めたいけど、今辞めたら短い期間で辞めたと思われてしまう
決定的な辞めたい理由があってもなくても、働き方を変えることは悪いことではありません。
働き方を変えることは自分が働きやすいところで働くために必要です。
石の上にも3年という言葉もありますが、どこで何を学ぶかなんて人それぞれです。
いつまでも働きづらい環境で自分を消費するのではなく、辞める勇気を持ちましょう。
スムーズに辞めるために事前にやっておきたいこと
スムーズに辞めるために事前に知っておきたい、注意点を紹介します。
- 今の職場を辞める理由の整理
- 退職を伝える期限の確認
①今の職場を辞める理由の整理
これが必要な理由は、次の職場でどんな働き方をしたいか整理できるからです。
例えば辞めたい理由はたくさんあると思います。
残業が多すぎる・仕事量が多い
係の仕事が多い・お局が嫌い
人間関係が悪い・夜勤をしたくない
例えば、辞めたい理由が「仕事量が多い」や「残業が少ない」であればそれを避けて、次の仕事を選ぶことができます。
今の職場を辞めたい理由をピックアップすることで、今の職場の嫌なことを次の職場で避けることができます。

自分の希望通りの職場なんてないのでは?
たくさん調べていないだけで、今より働きやすいところはあります。
私も辞められないループで辛かった時は行動に移せていないだけでした。
まずはどんな仕事があるのか視野を広げてみましょう。
今はのんびり働くことができていますが、働いている精神科クリニックの詳細はこちらで紹介しています。
②退職を伝える期限の確認
また、退職を伝える前に退職を伝える期限はしっかり守りましょう。
期限を守る理由は、ギリギリだと退職を拒否される可能性があるからです。
例えば、その年に退職者が多かった場合確実にギリギリで退職を伝えた人の方が上司も「またか…」となり引き止めに合う可能性もあります。
また期限を守らないと「期限までに言わないと人数調整の関係もあり◯月まで待ってほしい」など、上司が断る理由も増えてしまいます。
退職を伝える期限は守りましょう。
期限の確認の仕方は、職場の就業規則で確認できます。
まとめ
看護師の辞め方と手順ごとのコツを紹介しました。
- 上司に退職を伝える
- 退職届けの作成
- 退職日や有給消化の相談
- 退職日まで過ごす
またスムーズに辞めるためにやっておきたいことはこちらの2点でした。
- 今の職場を辞める理由の確認
- 退職を伝える期限の確認
辞める決心がついたら次は仕事探しです。
転職サイトはメリットしかないので、自分のためにどんどん利用しましょう。
転職サイトの選び方はこちらで紹介しています。