看護師の転職は何年目にするべき?【現役ナース7年目が解説】

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看護師の転職って何年目がいいんだろう?

このままでいいのかな?
他のところでも経験を積むべき?

こんなお悩みを解決していきます。

記事の内容
  • 看護師の転職は何年目でした方がいいのか
  • 看護師の転職しやすい学年とは
  • 転職に悩んだ時にやるべきこと


この記事を書いている私は看護師7年目です。現在はクリニックで勤務しています。

  • 看護師7年目
  • 病棟、外来、ニート、クリニックでの経験あり
  • 看護師歴5年半で異動・退職・転職を経験し、看護師の転職が何年目がベストなのか経験済み



看護師の転職は何年目がいいのか悩みますよね。

3−5年目の間でそれぞれ転職するメリットとデメリットがあるので、紹介していきます。転職に悩んだ時に参考にしてください。


転職しよう!という答えが出なくても、悩んでいる間は次のステップへ勧めている証拠です。

早速何年目がいいのか紹介していきます。

看護師何年目で転職したほうがいいのか

看護師の転職は何年目がいい?


看護師の転職は3〜5年の間で悩んでいるのなら、3年目よりも5年目以降の方がおすすめです。

5年以上あれば、転職する時の応募資格にほぼあてはまるからです。

もちろん3年目以上で応募できるところもありますが、5年目の方が転職先の候補が広がるので転職しやすくなります。


また、応募資格を重視しないのであれば何年目でも転職しても問題ありません。

看護師何年目でも転職する時のメリットとデメリットがあります。

順番に解説していきます。

応募資格◯年目以上と指定される理由


そもそも、応募資格に3年目や5年目以上と書かれているのは転職先が即戦力を募集しているからです。

求人の例

給料:◯◯万円〜
仕事内容:看護業務全般
応募資格:臨床経験5年以上


3年目であれば看護技術は一通り自立しており、5年目であればリーダー経験もあるので自分で考えて動くことができます。

自分が看護師1年目の時を振り返ってみると、看護師になりたてから一通りできるようになるまでの教育ってすごく大変ですよね。

その結果、◯年目以上と指定する求人が多いわけです。

何年目でも転職するメリットとデメリットはある


応募資格を重要視しないのであれば、看護師の転職は何年目でも問題ありません

看護師の需要は常にあるからです。

しかし、看護師何年目でも転職するメリットとデメリットはあります。

それぞれの学年ごとに転職するメリット・デメリットがあるので紹介していきます。

看護師経験年数ごとの転職するメリットとでデメリット

経験年数ごとの転職のメリットとデメリット


看護師3〜5年目の転職のメリットとデメリットを紹介していきます。

看護師3年目の転職


看護師3年目は、一通り技術は自立して業務にも慣れてきたころです。

アセスメント能力もついてきた看護師さんが多く、他の職場でも十分働くことができます。

また今後結婚して家庭を持つことを考えているのであれば、将来を見据えた職場で早めの段階からキャリアをつむことができます。

3年目
  • メリット
    妊娠・結婚を見据えた職場で早めに働くことができる
    早めに転職することで、転職先でのキャリアがつめる
  • デメリット
    4.5年目と比較すると、経験していないことがある(委員会や係、リーダーなど)
    応募資格が5年目以降のところに応募しづらい

看護師4年目の転職


看護師4年目は、スタッフもリーダ経験もあり職場では戦力になる学年です。

共通認識の「とりあえず3年」を超えた学年でもあるので、転職先の候補も広がります。

看護師4年目の転職
  • メリット
    「看護師経験3年以上」あるので、転職しやすい
    退職金の規定が3年以上の職場であれば、退職金を受け取って辞めることが出来る
  • デメリット
    応募資格が5年目以上のところに応募しづらい
    退職金が4年目からのところでは、退職金が少なめの可能性あり

看護師5年目の転職


看護師5年目の転職は、需要しかない学年です。

しかし5年目は20代後半であり、結婚や妊娠を見据えた転職先を考える必要がある場合もあります。

産休は確実に取得できますが、職場の条件によっては雇用期間が1年以上はないと育休は取れない職場もあります。

プライベートと仕事の両立が忙しくなる時期でもあります

看護師5年目の転職
  • メリット
    ほぼ全ての応募資格にあてはまる
    5年の経験があり即戦力として採用されやすく、転職しやすい
  • デメリット
    転職後、結婚・妊娠などのライフプランとかぶりやすい
    即戦力として慣れない職場で便りにされることが負担になる可能性もある

看護師が転職を避けた方がいい時期とは


とはいえ何年目でも、転職したい理由があるなら転職するべきです。

応募資格を考えると転職しづらくなる時期はありますが、この学年は避けた方がいいという時期は特にありません。

辞めたい理由があるなら自分を犠牲にしてまで働く必要はないからです。続けることが必ずしもいいとは限りません。


また、看護師は一般職と比較しても需要が多い職業なので、働く先は必ずあります。

有効求人倍率から見る看護師のニーズ


看護師の需要の多さは有効求人倍率を見ると、一目瞭然です。

補足

有効求人倍率とは

求職者1人あたりに対して、どれくらいの求人があるかという指標


看護師の有効求人倍率は常に2以上で、常に働く人の需要があります。

看護師の求人倍率
2011年 2.56倍
2012年 2.70倍
2013年 2.77倍
2014年 2.79倍
2015年 2.68倍
2016年 2.41倍
2017年 2.36倍
2018年 2.32倍
2019年 2.34倍
2020年 2.05倍

参考:2020年度ナースセンター登録に基づく看護師の求職・求人・就職に関する分析報告書


ちなみに厚生労働省が発表している、一般職業紹介状況の有効求人倍率(令和3年2月)は1.09倍でした。

1を下回った時はそれだけ就職するのが難しくなりますが、ここ数年間看護師の有効求人倍率は常に2以上です。



有効求人倍率からも看護師を求めている職場は多く、転職するニーズはあることがわかります。

看護師の需要は常にあるので転職したいと思った時に転職しましょう。

看護師は学年が上がるにつれて転職が不利になる?

学年が上がると転職が不利になるってホント…?


結論から言うと、学年が上だからといって転職が不利になることはありません。

逆に、看護師の経験年数が多いことや同じ職場に長く務められていることは転職での評価されるポイントになります。


また、看護師歴が短くても長くても転職する時に見られるのは年数だけではありません。

人としての中身や仕事に対する熱意をみて、採用するかどうかみています。


繰り返しますが看護師歴が長くても短くても、転職する需要はあるので「転職したい」と思った時に転職しましょう。

ここまでのまとめ
  • どの学年でも転職するメリット・デメリットがある
  • 転職したいならどの学年でも転職するべき
  • ただし応募資格で不利になってしまう経験年数はあるので注意
ブログ管理人リリー
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次は「転職しようかな…」と思ったときに、まずやることを紹介します。

看護師転職に迷う時にやるべきこと

まずやることは自己分析です

転職したいけど、中々勇気がでないな…


転職に迷っているのであれば、まずは自己分析から初めてみるのがおすすめです。

転職に迷った時に自己分析をする理由は、「自分の働きやすさ」を知るためです。

自分が働きやすい職場とは
  • 得意なことを自然に活かせる職場
  • 苦手なことが避けられる職場
  • 働く条件が自分に合う職場


一般的に「働きやすい」と言われている職場が、自分にとって働きやすい職場かはわかりません。

また自分の苦手なことを仕事にしてしまうと、毎日仕事に行くのが辛くなるだけです。

「働いてみたら違った」ということを避けるためにも、まずは自分の働きやすさを知ってから転職先を選びましょう。

自己分析をする方法


自己分析をする方法は、本を読み進めながら進めていく方法がおすすめです。

できればワーク付きの方が、より自分に当てはめて考えられます。

実際に私も読んだ本から1冊紹介します。

1.最強の自己分析


めちゃくちゃ丁寧に、自分の得意なことや苦手の掘り出し方を教えてくれる本です。

働き方や人間関係の自分の苦手なことの探し方も乗っているので、自己分析したい看護師さんはまずこれを読みましょう。

ちなみにAmazonのKindle Unlimitedのお試し期間を使うと無料で読むことができます。

無料期間を過ぎても月額980円なので、普通に買うより安いのでおすすめです。


自分の働きやすさや、自分のことをよく知ってから転職先を探したい方は自己分析から始めてみてください。

まとめ:看護師何年目で転職するにしてもメリットとリスクは付き物です


ここまで読んできただきありがとうございました。

看護師何年目で転職するにしても、メリットとデメリットはあります。

しかし、今抱えている「職場を辞めたい理由」が解決できる糸口にもなります。

何年目でも、転職したい理由があるなら転職しましょう。

「でも中々転職に踏み切れないなぁ…」という方はこちらの記事もそうぞ。